ロシアでも西側でも取り上げられているナワルヌイ氏による動画投稿と23日のデモの呼びかけ、ロシアしか取り上げていない米国ロシア総領事館の電話回線切断

さて、本日の日本のメディアではそろってバイデン大統領の就任に関するニュースを大々的に報道していますが、ナワルヌイ氏が投稿したプーチン大統領の収賄に関する告発動画と23日の反プーチンデモの呼びかけに関する記事も目合っています。

https://www.sankei.com/world/news/210119/wor2101190010-n1.html

https://www.yomiuri.co.jp/world/20210120-OYT1T50201/

https://www.asahi.com/articles/ASP1N3GMDP1NUHBI00H.html

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012000808&g=int

当ブログ筆者も件のナワルヌイ氏の汚職告発動画を見てみました。以下がその動画です。

ど動画そのものは、ドキュメンタリータッチで面白く見ることはできましたが、10年以上建築中で、そのためプーチン大統領が実際にこの施設を使用しているようでもなく、所有権がプーチン大統領やその親族にあるか否かは明確ではありません。よって、大統領側はこの不動産が大統領のものではないことを中心に反論しています。

1月20日19時33分のTASS通史の記事の見出しです。

Песков назвал чушью публикации о “дворце” Путина「ペスコフ(報道官)はプーチンの「宮殿」についての動画をでたらめなものと名付けた。」

https://tass.ru/obschestvo/10504343

この記事で、ペスコフ報道官は「このエピソードは3,4年前のものであり、目新しいものではなくストーリーを変えただけのものであり、この手のものは枚挙にいとまがない。大統領の資産は毎年正確に公開されており、こうした宮殿の資産は存在しない。」と述べています。

一方、TASS通信は昨日の駐米ロシア総領事館の電話回線が火曜日に切断されてから水曜日になっても回復していないことをニュースとして取り上げています。

В генконсульстве РФ в Нью-Йорке сообщили, что телефонная связь еще не восстановлена「ニューヨークのロシア連邦総領事館は、電話通信がまだ復旧していないと報告した。」これはTASS通信の1月21日3時38分の記事です。

https://tass.ru/politika/10509311

ロシアや中国の諜報活動が取りざたされる今、外交関係としては大きな出来事とは思いますが、西側のメディアが無視しているせいか、あるいはバイデン就任と比して話題性が小さいせいか日本のメディアが取り上げることはないようです。

23日に起きるかもしれないデモや、ナワルヌイ氏のその後、およびバイデン大統領のロシア政策などロシア語学習にもってこいの状況変化が予想されるのでブログ筆者も一層のロシアのメディア注視を継続していきます。

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