バイデン次期政権の国務長官ブリンケン氏の上院公聴会発言報道、日ロの違い

バイデン次期米大統領から国務長官に指名されたブリンケン氏は19日、上院外交委員会での承認公聴会で政権移管後の外交政策に関して発言しました。日本のメディアでは、中国政策や」北朝鮮政策が中心に報道されました。

一方ロシアでは、ブリンケン氏の考えとして示された政策は20日午後1時現在は対ロシア政策のみ報道されています。

以下、イズベスチア誌の1月20日午前3時の記事の見出しを示します。

Блинкен заявил о планах рассмотреть новые санкции против России

この意味は、「ブリンケンは、ロシアに対する新たな制裁を検討する計画を発表した。」となります。

https://iz.ru/1113775/2021-01-20/blinken-zaiavil-o-planakh-rassmotret-novye-sanktcii-protiv-rossii

記事の中で、ブリンケン次期国務長官の発言を引用し、「CAATSA(「制裁によるアメリカの敵対者への対抗に関する法律」法)、Magnitsky(ロシア当局に対する制裁)など、いくつかのツールでロシアの反応を促す」という新政権の意向を報道しました。

これは各国の報道を横並びにしてみての印象ですが、当事国に関連する記事はより誇張して報道され、時に発信者の意図に反して誇張されすぎたり、あるいは全く方向違いの記事になったりすることはよくあることです。このブログは、ロシアのメディア報道を取り上げて生きたロシア語学習の機会を提供しようと意図していますが、ロシアの報道と、日米欧の報道を比較することで、情報リテラシーの開発にもつながる可能性をも追求したいと考えています。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です