ロシア民族衣装のお店キリコシナ
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ロシアのジプシー文化 ロシアファッションブログ151

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出典:https://www.youtube.com/watch?v=e8oR_9cYKzE
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ロシアのジプシー文化 ロシアファッションブログ151

ロシアファッションブログです。今回も「ロシアのジプシー」シリーズをお届けします。

ロシア本土における、最初のジプシーの痕跡は1721年にさかのぼります。また1733年には、小ロシアにおいて、ジプシーから税金を徴収し始めるという法令が登場しました(このことからも、ジプシーは以前に小ロシアにたどり着いたことが確認されます)。18世紀の最初の3分の1までにロシアに現れたロシアのジプシーは、ポーランドから来ただったということがわかっています。当時の、これらロシアのジプシーの主な職業は音楽でした。ジプシー合唱団は徐々にロシア文化に浸透していき、ジプシーの歌、踊り、そしてその華やかさは、19世紀から20世紀初頭のロシア文学のサブテーマになりました。

出典:http://rusnasledie-nastia-polyakova.blogspot.com/p/blog-page_2374.html

ジプシーのいくつかのグループは、彼らが住んでいる地域の伝統に精通しておりますが、しかしより多くのグループは、伝統的な生活様式を維持しています。
現代まで残る主要なヨーロッパにおけるジプシーのグループは、大きく4つに分けられます。北東のグループ(ロシア、ポーランドの、バルト諸国)、中央グループ(ドイツ、現代チェコ共和国とスロバキア、および一部の西ウクライナと南ポーランド、ルーマニア語とルーマニア文化(Kelderars、Lovars、Vlachs、Servasなど)の影響下で結成されたVlachというグループ。そしてバルカングループ(イスラム教を公言するジプシー)です。
ロシアのジプシー1

 

ロシアのジプシー2
出典:https://www.spletnik.ru/blogs/vokrug_sveta/63229_tcygane-iz-raznykh-stran

フランスのジプシー
出典:https://www.spletnik.ru/blogs/vokrug_sveta/63229_tcygane-iz-raznykh-stran

フランスのジプシー
出典:https://www.spletnik.ru/blogs/vokrug_sveta/63229_tcygane-iz-raznykh-stran

ルーマニアのジプシー
出典:https://www.spletnik.ru/blogs/vokrug_sveta/63229_tcygane-iz-raznykh-stran

ルーマニアのジプシーhttps://www.spletnik.ru/blogs/vokrug_sveta/63229_tcygane-iz-raznykh-stran2
出典:

バルカン半島のジプシー
出典:https://sputnikipogrom.com/politics/37961/gypsies/

ジプシー語は、ハンガリーとスロバキアの多くのコミュニティでは事実上消滅し、フィンランドやスペインでもジプシー民族の間で独自言語は急速に消滅している最中です。一部の地域では、特定の現象が発生することがあります。ジプシー言語の文法と形態が実質的に消滅したとき、パラジプシー言語と呼ばれますが、個別の語彙素の形が保存されることがあります。これは周囲の人々がジプシー間のスピーチを理解できないようにするためと考えられています。

 

2つのロシアのジプシーグループ

ロシアのジプシーの2つの最大のグループは、ロシアのロマ(冷たいロマ)ケルデラです。ロシアのロマ族は、バルト諸国では、「冷たいロマ」と呼ばれます。ジプシーの言葉で、「冷たい」という言葉は兵士を意味します。バルトではロシアのジプシーが「兵士のジプシー」であったことがうかがえます。一方「ケルデラ」という言葉には、より複雑な歴史があります。ルーマニア語の語根は「大釜」を意味します。この名前はロシアの領土では実際には使用されておらず、学術的な分類用語です。ロシアでは、このグループは通常「kotlyars」と呼ばれ、おそらくルーマニア語からロシア語への翻訳です。この語源には、この民族グループが従事していた主な職業に関する情報が含まれていると考えられます。ケルデラの人々はは主に鍛冶屋として知られており、今日にいたるまで彼らの職業は何らかの形で金属に関連付けられています。

鍛冶屋のジプシー
出典:https://www.wikiwand.com/ru/%D0%9A%D1%83%D0%BB%D1%8C%D1%82%D1%83%D1%80%D0%B0_%D1%86%D1%8B%D0%B3%D0%B0%D0%BD

一方、これらロシアのロマは、原則として、過去は馬の取引に従事しており、そして現在、彼らの専門分野は主に貿易に関連しています。

出典:https://moslenta.ru/eda/cyganskoe-schaste.htm

 

一般的なロシアのジプシーの生活は、当初新しい場所に来て、キャンプをはり、女性は食べ物と身の回り品を求めて最寄りの村に行き、男性は市に行き、馬を物々交換したり売ったりしました。

以前は、男性の特徴的なジプシーの姿は、ジプシーズボン、ブーツ、あごひげ、長い髪でしたが、今日、男性は実質的に特別な衣装を持っていません。しかし、女性はまだいくつかの目立った要素を持っています。主にケルデラの間では、彼女らはズボンを着用することはできません。さらに最近まで、頭飾りを着用するという厳格な規則がありました。さらに、ケルデラは、耳の周りに編まれた2つの三つ編みの形で特徴的な髪型を持っています。

出典:https://otzivavto.ru/equipment/cyganskaya-krov-v-rodu-samaya-krasivaya-cyganka-v-mire-foto-kak-vybrat-samuyu/

ロシアのロマの方の慣習に眼を向けると、重要な特徴は依然として女性を不純なものみなす概念やしばしば虐待を行うという悪しきものです。たとえば、女性の下半身に触れるスカートはそれだけで汚れていると見なされます。また、女性は男性より背が高いことが判明しるような位置取りをしたりすることはできず、こうした慣習を冒涜の場合、ジプシーのグループの中には、身をかがめて謝罪するという儀式があります。

ロシアのジプシーの慣習としてもう1つの重要なことは、紛争、経済的問題、または名誉の問題を解決するために会合するジプシー裁判所です。その決定は疑いなく実行されます。

さて先に述べたロシアのジプシーの2つのグループ、ロシアのロマとケルデラには多くの共通点がありますが、習慣や儀式の違いが非常に強い場合があることが重要です。例えばケルデラとロシアのロマの間の結婚はほとんど起こりません。

出典:https://www.liveinternet.ru/users/4768613/post423426943/

ジプシー文化の変遷

ロシアのジプシーの言語と文化では、ジプシーと非ジプシーの間に明確な区別があります。ジプシーは自身を「ロマ」または「ゴマ」と呼び、ジプシー以外のを「ガジョ」または「ガジュ」と呼びます。
ジプシー間でのみ許される行為があります。たとえば、ジプシー以外の人との結婚は禁止されています。現在、この禁止事項はロシアのジプシー間では多くは守られてはいませんが、ケルデラの間では厳格に守られています。
もう一つの重要なポイントは宗教に関するものです。多くの人は、ロシアのジプシーはどの信仰がより有益であるかを考慮して受け入れると信じています。これは部分的に真実です。というのも多くのジプシーの人々が特定の地域で支配的な信仰を実践するからです。よって、ロシアではロシア正教のジプシーがほとんどです。ただしバルカン半島ではイスラム教徒のジプシーが多くいるという例外もあります。
1920年代のソビエト連邦で、ロシアのジプシー文化の統合に関する大きな試みがなされました。これは文学的なジプシー言語を作成しようという興味深い試みでしたが成功しませんでした。
当時ジプシー連合なるものが結成され、ジプシー語の教科書が印刷され始め、ジプシー学校が開かれ、オリジナルの文学が作成され、ロシアの古典がジプシー語に翻訳されました。特に、1938年までにソ連の国家政策が根本的に変化したため失敗に終わりました。つまり、ジプシーを独自の文化として認めるよりも社会統合のため、主要な人口のロシア文化に慣れさせるためのコースが始まったからです。ロシアにはまだかなりの数のジプシーのためのの学校とジプシークラスがあり、ジプシーの子供たちはロシアの子供たちとは別に勉強しています。ただし、ネイティブ言語のレッスンはもちろん、コースもありません。

ジプシーの子供のための特別クラス
出典:http://zavladimir.ru/?p=38121

 

ジプシーの子供のための特別クラス
出典:http://zavladimir.ru/?p=38121

 

こうした抑圧と同化政策にもかかわらず、ジプシー独特の文化は何らかの形で保存されてることは興味深い事実です。そして、ジプシー文化を再現する試みがより頻繁に行われ、将来の世代がジプシーとはどのような人々か、彼らの言語、文化、伝統がどのようなものであるかを知るための情報が保存されることを願ってやみません。

さて、ロシアのジプシーシリーズはまだ続きます。次回のロシアファッションブログにもご期待ください。
参考資料:

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