スペースデブリをどうするか。日本の取り組みがロシアで紹介される。

こんにちは。ロシアのメディアで取り上げられた記事を日本で紹介される前に先取りし、皆様のロシア語学習にお役に立ちたいと思います。

さて今回は、モスクワ時間1月7日午前0時2分、日本時間同日午前6時2分、イズベスチア電子版に掲載された記事です。

Японский стартап решил слегка прибраться в космосе и запустить устройство для очистки от космического мусора. Ученые уже доставили свой аппарат на Байконур, чтобы в марте отправить прибор в космос вместе с кораблем «Союз». Между прочим, не только японцев беспокоит чистота Вселенной, ведь проблема космического мусора стоит серьезно и может угрожать всем жителям Земли. Из чего состоит космический мусор и как с ним предлагают бороться — читайте в материале «Известий».  とあります。

https://iz.ru/1105421/elena-motrenko/priberites-tam-chto-delat-s-kosmicheskim-musorom

この意味は、「 日本は、宇宙を軽く清掃するため、スペースデブリを取り除く装置を起動することにしました。科学者たちはすでに装置をバイコヌールに届け、3月に『ソユーズ』宇宙船に乗せこの装置を宇宙に送りました。ちなみに、宇宙のごみの問題は深刻で、全地球の人々を脅かす可能性があるため、日本人に限らず宇宙の清潔さについて懸念しています。宇宙のごみが何で構成され、どのように処理することを提案しているのか、以下のIzvestiaの資料を読んでください。」 とあります。

記事本文では、米国や中国由来の宇宙のごみを紹介していますが、イーロンマスクの打ち上げたテスラロードスターも宇宙ごみとして認識されたことを挙げ、これらの国を皮肉っています。

日本の計画に関しては、

Японская компания Astroscale надеется решить проблему с помощью небольшого прямоугольного спутника (шириной 110 см и длиной 60 см) с магнитными панелями, на которые будет притягиваться весь мусор.

と掲載されましたが、この意味は、

「日本のAstroscale社は、すべてのごみを引き付ける磁気パネルを備えた小さな長方形の衛星(幅110 cm、長さ60 cm)をもって、この問題を解決したいと考えています。」です。

最後には、こうした日本の技術をうわ回る、ごみを燃料化して燃やしてしまうロシアの技術を紹介しながら記事を終わっています。

うがった見方をすれば、ここにも反米意識と、少しの中国警戒感と、また少しの対日好感情が匂う気もしますが、こうした記事が日本のメディアに取り上げられるとどう解釈されるかも、ロシアのニュースを見るときの一つの楽しみになります。

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