中露国境 綏芬河その2

2月13日、中露国境 綏芬河の記事の続きです。

では、前回の看板の中のロシア語間違い探しの回答を記します。もう一度撮影してきた写真を掲載します。

楽器屋さんの看板でしたが、ロシア語の文字、特に英語との混同による間違いです。 kとкには皆さんも十分注意してください。

Магазин музыkалых инструментов -の部分が間違い、正しいのは Магазин музыкальных инструментов.

 

ホテルの看板ですが、「Dunlun ホテルへようこそいらっしゃいませ」

のところ、女性名詞を対格に変化させませんでした。
例えば Москва – в Москву.の変化です。
“Добро пожаловать в гостиница Дунлун” が間違い、正しいのは
“Добро пожаловать в гостиницу Дунлун” です。
寝具屋さんの看板です。シーツという意味の単語、еではなくсでした。
проетынь → простынь
ロシア語のアルファベット、чとцの間違いはよくあります。
луцшая→ лучшая
職業の外来語は女性と男性に対して同じ書き方となります。この店で女子カメラマンと女性美容師さんのみが働いていても
парикмахер и фотограф と書かなければなりません。
 正しくはСтол жалоб あるいはКнига жалобのほうがロシア語らしいですね。
Жалобаには二つの意味があります:苦情と苦情を言う人。
複数にしないと二つ目の意味になります。つまり、この机には苦情を言う人が座っていて、立ち寄ると文句を言われてしまう、みたいな感じです。
これも、英語の文字を使ってしまった間違い。
ОБYВЬ→ ОБУВЬ
綏芬河の皆さん、ロシア人からの買い付けや旅行者へのご配慮ありがとうございます。これらの間違いがあったとしても、市を挙げてのロシア人歓迎の意図は良く伝わりました。ロシア人Jarucoスタッフの旅行中も、皆さんには親切にしていただきました。
旅行中、綏芬河市政府には、中国産品を陸路ウラジオストクまで運びそこから海路で日本へ輸送するルートを開発したいとの意図があることを知りました。いつか日露をむすぶ私たちJarucoがお力になることを期待しています。
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