ロシア人プロボクサー

ボクシングの中心地と言えば、米国のラス・ベガスでしょう。世界中から有名な選手が集まり、そこで世界戦を戦うことがプロボクサーの夢となっています。しかし、今回はロシアのカザン(Казань)での世界戦の記事の紹介です。11月4日のロシアにおける国民の新休日「国民統一の日」、これを祝うためにボクシングの世界戦イベントが行われました。そこで活躍したロシア人ボクサーを紹介しましょう。ELG_4598

 アレクサンデル・ポベトキン(Александр Поветкин) はヘビー級の段級でアテネ・オリンピクの金メダルを獲得した選手です。今回はポーランドの身長2メートルのワハ(Mariusz Wach)選手と対戦し、その試合の結果ポベトキンがWBC(銀カテゴリー)の世界チャンピオンになりました。両者ともキエフの市長ビタリ・クリチコ(Виталий Кличко、元プロボクサー、ウクライナ人) に敗戦しています。スラブの国々ではクリチコがこれまで最強のボクサーと考えられています。ELG_6928

 デニス・レベデフ (Денис Лебедев)は現在ジュニア・ヘビーの段級で2011年からWBA世界チャンピオンを保持しています。左ききでKO勝ちのこだわる選手です。空軍の兵士のイメージが彼のトレードマークです。ELG_6086 ELG_5959

 

 エドゥアルド・トロヤノフスキー (Эдуард Трояновский) はスーパーライト級でWBA、IBO世界王者でしたが、アルゼンチンのボクサーCesar Rene Cuencaに勝ち、IBFの世界タイトルも同時に獲得しました。クエンカは敗戦の際「膝のパンチが当たった」と強く抗議しても判定は覆りませんでした。

   このイベントでは試合に負けてタイトル失ったロシア人ボクサーもいました。しかし90年代と違ってレフリーがより公正になったようです。これまでのロシア人プロボクサーの歴史では、コスチャ・ツ(Костя Цзю)選手の実力は相当なものでしたが、ある世界戦での判定に落胆し、引退を決意したという話はロシアのボクシングファンには有名です。今だったら、コスチャ・ツ(Костя Цзю)選手は自分のキャリアを放棄しなかったでしょう。714793

 

http://www.championat.com/boxing/article-234280-obzor-vechera-boksa-v-kazani.html

http://tatneftarena.ru/arena/novosti/906-mirovoj-boks-v-kazani-kak-putin-zvonil-povetkinu-a-volochkova-delala-foto-s-minnikhanovym-05-11-2015.html

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