Jaruco教師の能力開発
Век живи – век учись! 「一世紀生きて、一世紀学んで。」
ジャルコでは、ロシア語教授法に関する研究に積極的に取り組み、またロシア語教育機関の教授法開発に協力しています。
こうした活動の一環として9月19日に日本ロシア語教育研究会のサーマセミナーに出席しました。日本各地からロシア語教育に関わる大学教授や高校教師が大阪大学の言語文化研究科に集まり、研究成果の共有とワークショップを通じての教材開発に携わりました。今回のテーマは欧州の言語教育にかかるCEFRの日本語版、「外国語学習の目安」を題材にしたものです。
ジャルコでの教育指針はすでにCEFRを取り入れており、以下がその骨子です。
1.授業の計画すなわち「カリキュラム作り」や「シラバス作り」だけではなく、具体的な大中小の目標も設けて、それを達成すべく、生徒様とこれを共有する。
2.紙で書かれたテストのみではなく、話し手の発表(非言語表現を含めた伝える能力)に対する評価を軽視しない。
3.授業の内容「文法、語彙」の抽出や説明に文化的側面も加える。
4.「グローバル社会」での言語使用という近代特有の「環境」を強く意識する。
これらはJarucoの既存教育Policyでしたが、日本ロシア語教育研究会との活動を通して、ビジネスロシア語習得のためのCANDO LISTを充実させ、質の高いビジネスロシア語を提供してまいります。
因みに、当校のロシア語クラスでは、コース終了時にロシア語の言語能力が高まっていることのみを目標とするのではなく、ロシアの文化やビジネス習慣との衝突からくるカルチャーショックにも視線を注いでいます。
ところで皆さん、何か外国人との関係で困ったことや驚いた事があれば、コメントをお送りください。国際経験の豊かなJarucoスタッフが、適切な説明や、心理的負担を軽減する助言を返信いたします。