ロシア民族衣装のお店キリコシナ
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ロシアのジプシー6つの神話 ロシアファッションブログ149 

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出典:http://xn--45-6kcq7bhn4g.xn--p1ai/2020/01/19/%D1%86%D1%8B%D0%B3%D0%B0%D0%BD%D0%B5/
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ロシアのジプシー ロシアファッションブログ149 

ロシアファッションブログです。今回からロシアをふくむヨーロッパ文化を語るうえで無視できないジプシーについてのお話です。とくにロシアでのジプシーを中心に話を進めてまいります。

まずは世界におけるジプシーの分布について見てみましょう。

出典:https://arzamas.academy/materials/27

Сколько в мире цыган и где они живут
Карта цыганского мира

貼り付けたスクショが見にくかったので。参照したURLも上げておきました。この資料によると20万人以上のローマがロシアの領土に住んでいます。しかしジプシー文化の性質上、これら統計データが正確であることは考えられず、もしこうしたデータが統計上上がったならば、実際には数倍、数十倍の住民がいる可能性があるとこの資料作成者が述べています。

因みにジプシーが陸続きのヨーロッパに多く分布しているのは当然ですが、米国や南米に存在していることを不思議におられる方も多くいらっしゃるのではないかと思います。どのようにわたったかは私、ブログ筆者には不明ですが、しかし私が若かったころ、やう30年前に南米チリに2年間生活したことがあり、都市サンチャゴに限らず広くジプシーたちが生活していたことを目撃しています。

チリのジプシー
出典:http://www.vientodelsur.ch/index.php/poblaciones/36-los-gitanos-chilenos

さて、ロシアのジプシーに話を戻しますと、ロシアには多くの少数民族が暮らしていますが、ロシア人一般の印象として、「ジプシーほど多くの神話や伝説につつまれた民族はいない」というのがあります。。そうした伝説のいくつかの源はジプシー自体であり、他は興味本位のうわさが単に定着したものに過ぎないと考えられます。

さて、本ブログのいくつかの回にわたって、ロシアのジプシーの実態に迫りたいと思いますが、まずはロシアに存在するジプシーにまつわる伝説、逸話、神話のようなものをまとめてみましょう。

ロシアのジプシー
出典:https://russian7.ru/post/mozhet-li-cyganka-zagipnotizirovat-d/

最初の神話:ジプシーが単一民族であるという神話。この神話は、ジプシーが単一の言語を持っていたという事実に基づいています。しかし、ジプシーには非常に多様な民族グループが数多くあり、主に方言や伝統など、ほとんどすべての文化的要素が異なる可能性があります。

出典:https://yojiyanagisawa.com/blog/about-roma/

2番目の神話:ジプシーには独自の言語がないというもの、これはジプシーは自分たちが住んでいる地域の人々の言語を採用しているからです。しかし、ジプシーの独自の言語は存在しました。それはインドの言語に関連していました。インドからヨーロッパへのジプシーの移住の間、独自の言語は多くの影響を受け、その後、さまざまな方言グループが現れました。

ロシア語によるジプシー言語のhttps://prom.ua/p509948978-samouchitel-tsyganskogo-yazyka.html?参考書
出典:

3番目の神話:すべてのジプシーが移動するというもの。しかし歴史的には、ジプシーは流浪の民ではありませんでした。ジプシーの移動は、ヨーロッパへの移住の時代にまでさかのぼりますが、その後常に流浪の民を継続したというわけではなく実際には各地域に根差した存在になっています。

 

4番目の神話:ジプシーのコミュニティが一人の男性リーダーによって統率されているという神話です。事実、ジプシーの言語には「バロ」という言葉があり、「大きい」を意味し、「バロマヌーシュ」または「パラダイスバロ」というフレーズでは、大きな人、重要な人を意味することがあります。実際には、ほとんどの民族グループには、コミュニティの主要な業務を行う直接のリーダーは存在していないようです。

モルドバのジプシーのリーダー
出典:https://eadaily.com/ru/news/2020/10/30/cyganskiy-baron-moldavii-my-uvazhaem-prezidenta-dodona

5番目の神話:ジプシーは犯罪を生業とするという神話。実際には、ジプシーたちが就いている職業は非常に多く、一部のコミュニティでは、麻薬取引など、特定の職業を厳禁しているグループさえあります。

フランスでのジプシーの犯罪画像
出典:https://golden-zipangu.jp/france-gypsy0203

6番目の神話:ジプシーは子供を誘拐するという神話。この神話は、ジプシーには常に多くの子供がいて、その中には「ジプシーには似ても似つかない金髪」の外観の子供がいるという事実と明らかに関連しています。

ウクライナでのジプシーによる子供誘拐の記事から
出典:https://kp.ua/lvov/504026-vo-lvove-tsyhane-ukraly-malenkoho-rebenka

ところで、最後の神話ですが、ブログ筆者の家内は1985年生まれのロシア人です。その彼女が小さいときにいかにもジプシー然とした人々から誘拐されそうになったとのこと。確かに今でこそ髪の毛の色は濃くなっていますが、小さい頃はまさにブロンドで緑の瞳でした(瞳が緑なのは今でもそうです)。そうした事実によりごく一般のロシア人には、ジプシーによる子供の誘拐は単に神話や噂とは断定できないことなのでしょう。

ブログ筆者の妻

 

さて、今回は「ロシアのジプシー」シリーズ」、オープニングの巻でした。次回もロシアファッションブログ「ロシアのジプシー」は続きます。

 

参考資料

https://arzamas.academy/courses/4http://xn--45-6kcq7bhn4g.xn--p1ai/2020/01/19/%D1%86%D1%8B%D0%B3%D0%B0%D0%BD%D0%B5/(このURLはウラルの人々に関連する)

 

 

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