ロシアファッションブログです。現在当ブログではロシアの発明シリーズを掲載しています。今回は18世紀初頭のロシアの発明についてのお話です。
切子グラス(Гранёный стакан)
ロシア切子グラスは次の画像のような食器です。非常に硬くて厚いガラスでできています。
切子グラスは他の飲用容器に比べていくつかの利点があります。まず、その形状と硬度のため、壊れにくいです。転がったり、手から滑り落ちたり、床に落ちるときに壊れたりする可能性が少ないため、電車や船で使用すると便利です。伝説によると、最初に知られているロシアの切子グラスは、ガラス職人Efim Smolinによって皇帝ピョートル1世に贈られたそうです。その際、Efimは「私の作ったグラスはとても強いので落としても割れない」と自慢しました。それを聞いたピョートル1世は、グラスの酒を飲んだ後、試しにグラスを床にたたきつけました。もちろんグラスは割れましたが、ピョートルはEfimを罰せようともせず、その後も彼のグラスを使い続けました。
ロシアの伝統として、さまざまな場面で食器を粉砕する場面がありますが、そうした週間はエピソードから始まったと考えられています。
10進通貨システム は、基本通貨が10、100、1000の交換単位に分割される通貨システムです。最近のほとんどの通貨はこのルールに従います。
ロシアは、ピョートル1世の治世中に1704年に金融システムが改革された後、このような通貨を導入した最初の国でした。ロシアの銀のルーブルは、銅の100百万に相当しました。91年後、フランスはロシアの例に倣って10進システムに移行しました。
ヨットクラブ
ヨットクラブ は、セーリングやヨットに関わる人々を結びつけるスポーツクラブです。世界で最も古いヨットクラブは、1718年にサンクトペテルブルクでピョートルI世によって設立されたネフスキー艦隊のネヴァヨットクラブです
クラブは純粋に自発的に仲間たちが集まったという協会ではなく、王政令によって設立された組織でしたが、その歴史の古さに関して、1720年に設立されたアイルランドで設立された「コルクウォータークラブ」との論争があったことは欧州では有名な話です。
いかがでしたでしょうか。ロシアの切子グラスは、装飾性よりも頑丈さが売りですね。江戸切子細工とは違います。
次回もロシアの発明シリーズは続きます。
コメント