ロシアファッションブログです。現在ロシアの発明シリーズを掲載していますが、今回は14世紀のロシアの発明を取り上げます。
14世紀のロシアの発明
ラプタ(Лапта)
ラプタは 現代野球を彷彿とさせる、ボールとバットを使ったとロシアの球技です。約43.2 x 54メートルの長方形のフィールドで競技が行われます。ポイントは、自チームのプレーヤーや審判が投げたボールを打つことによって得られ、打者は可能な限りヒットしようとします。野球とは一見似ているのですが、そのルールはかなり違います。ラプタに使われた最も古いボールとバットは、14世紀のVeliky Novgorodの発掘中に発見されました。[25]
ラプタのルール
ラプターは6人構成の2チームで戦います。必要なのは、バットとテニスボールのような軟らかいボールと、それにフィールドのみです。
長方形フィールドの両端をスタートラインとセカンドラインとし、スタートラインに立つバッターに審判がボールをトスし、バッターが打ちます。打ったら、セカンドラインめがけて走ります。守備側がボールを捕って、次打者かランナーに投げて、当たればアウト。当てられず、打者かランナーがセカンドラインに達してから、再びスタートラインに戻って来られれば得点。当てられたら、その場で止まらなければなりません。そして、次のバッターが打つ。これを繰り返して得点を競うものです。
鐘楼(Звонница)
ロシアの鐘楼 「Звонница」は下部に長方形の構造物を有し、ところどころに多くのアーチや梁があり、その上にいくつかの鐘が取り付けられています。
長いロープを使ってベルを下から操作する鐘楼打ちは、鐘楼を巨大な楽器のように演奏する人です。
ロシアの鐘楼「Звонница」は、ロシアや一部の東ヨーロッパ諸国の中世建築の昔ながらの鐘に代わるものでした。鐘楼「Звонница」は14世紀にロシアで最初に発見され、17世紀まで広く使用されていました。
時には鐘楼が教会の真上に置かれることもあります。このタイプの中で最も有名なのは、モスクワのクレムリンのイヴァン大鐘楼の一部の聖ヨハネ教会です。[26] [27]
それではこの聖堂の鐘楼の音色をお聞きください。
ロシアのアルファベット(Абур、アブール)
アブール は1372年にペルミのロシアの宣教師ステファンによって開発および導入されたロシアのアルファベットです。名前は、最初の2文字の「A」と「Boer」に由来します。
このロシアのアルファベットは、キリル文字、ギリシャ語、コミ部族の文字に基づいています。またルーン文字や「シグラス・ポベイラ」に似ています。「シグラス・ポベイラ」はポルトガルで生まれた、家族の紋章から生まれた文字です。
アブールの特徴としては、書かれたものよりも彫刻されていることが多いことでしょう。このロシアのアルファベット(Абур、アブール)は17世紀まで使用され、その後はキリル文字に取って代わられました。Aburを使って暗号も作られたそうです。ロシアっぽいですね。
サラファン
サラファンは、スラブの女性が着る伝統的な民族衣装です。当ブログでは何度も出ていますが、これも14世紀のロシアの発明と言っていいでしょう。サラファンの大体のシルエットは皆様もご存じのことと思います。
当初は赤が主な色でしたが、時代とともにさまざまな色が使われます。昔は、日常の装いに使用されていましたが、祭礼や儀式などの特別な日には豪華な錦織のサラファンを着るのが習慣でした。
ロシアの年代記では、1376年に最初にサラファンの言及があり、人気の浮き沈みはあるものの、この21世紀まで広く普及しているロシア・スラブの民族衣装です。
いかがでしたでしょうか。14世紀のロシアの発明を見てきました。キリル文字も大変独特ですし、時代を追って文字が変遷したことも分かっていますが、他にもロシアにはいろいろな文字があったんですね。
ロシアの発明シリーズは次回も続きます。
http://ifie.or.jp/images/library/File/rbaseball/rb_rule.pdf
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