ロシアファッションブログです。ロシアのウドムルト共和国に住む先住民ウドムルト人の文化とファッションをシリーズとして取り上げています。今回はウドムルトの民族衣装の2回目です。
ウドムルト北部では、これらの色が衣服に多く見られます。一方南部では、より広い配色を使用しましたが、それでも赤、緑、茶色の色合いが好まれたようです。赤、黒、白の3色のパターンは、今日でも「ウドムルトの本物の北部がら」と呼ばれています。
結婚式の日、ウドムルトの花嫁は純白の伝統的なドレスを着ていました。服が文字通り白く輝くようにするために、生地は何度か極寒の中、外に干されました。またウドムルトの住民は、刺繍の装飾品で衣服を盛大に飾りました。最も一般的でウドムルト人お気に入りのパターンは星です。また三角形、ひし形、正方形などもよく取り入れられる絵柄です。次に示すような名前のついている象徴的な絵柄も好まれています。
- 羊の角 рог барана
- アヒルの羽 крылья утки:
女性の衣装では、ドレスの下部は幅広のフリンジ要素で装飾されているのが特徴です。また祝祭用の胸当て(よだれかけ)では、8つの先端のある星が必ず刺繍されていました。
北部の伝統では、女性のシャツの裾と袖は赤い模様のステッチで飾られてるのが普通です。未婚の女の子は刺繍の装飾品を付けることはありませんでした。
カフタンはしばしば小さなコイン、貝殻、ビーズで飾られていました。特にコインはウドムルト地方の装飾の大きな特徴となっています。詳しくは後述します。
帽子
社会的地位や年齢により、女性は異なる帽子をかぶっていました。種類はかなり多様で、以下のようなタイプがありました:
- ココシュニクに似た白樺の樹皮で作られた背の高い女性の帽子。白樺の樹皮で作られるという特殊性から、ココシュニックには分類されず、アイション айшон と呼ばれます。
- ヘッドバンド
- ショール-syulik。この帽子は、すでに結婚した女性がかぶるものでした。したがって、これは「結婚式の布団」とも呼ばれます。
- 女性の帽子-takya。
平日は未婚の女の子がキャンバスの白いショールをかぶり、祝日ではではシルクやカシミア素材の帽子をかぶっていました。
19世紀半ば、アイションはウドムルトの女性のコスチュームから徐々に消えていきました。アイションはほぼショールに切り替わりした。
男性の帽子:
いかがでしたでしょうか。ウドムルトの衣装の特徴、そして今回は帽子についての詳細を説明しました。
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