ロシアファッションヒストリーです。新型コロナ感染の影響がある中、今年の夏に海に出かけられるかどうか不安のことだろうと思います。そうした中、少しでも水着に関する話題だけでも提供したく、今回からロシアにおける水着の歴史を紹介したいと思います。とは言ってもロシアが水着の発祥地ではないので、19世紀以前の話はロシアではなくヨーロッパ(欧州の水着の歴史)の話が中心になります。
水着の歴史
17世紀までは、水泳用の特別な服を作る必要があると誰も考えていなかったため、人々は裸または下着で泳いでいました。当時、思想家ジャン=ジャック・ルソーの「自然に近づく必要がある」という彼の考えを受けての、最初の水泳に適した服装としてのモデルが登場しました。画像は見つかりませんでした。
2世紀後の19世紀、女性用の水着が登場しましたが、その絵は残っています。
興味深いことは、厳格なモラルで知られるビクトリア朝時代のイングランドでは、男女の共同入浴が非難されていたことです。そのため、最初の「入浴機」と呼ばれる小屋が現れて、他の視線からの女の子を保護しました。
入浴機というのも面白いですが、女性の水着のモチーフがドレスなのもまた興味深いです。泳ぐというより水浴びといった方がいいですね。Bathingという言葉も出てきますし、絵を見ると髪を洗っている男性も描かれています。
当時、同時にフランスではストライプのメンズ水着が登場しました(レオタードを連想させます)。
以下は19世紀後半と思われる水着の画像です。
帽子、ストッキング、靴って浜辺には馴染んでいませんよね。ストッキングは水浴び用として販売されていました。
さて20世紀には、水着は重いドレスのイメージから離れます。水着は短くなり、「水浴び用ストッキング」や帽子を着用する人はいなくなります。
1920年代にはニットの水着がもう使用されています。日焼けした体が流行っていたので、水着はこれらのニーズをより的確に満たすようになりました。
水着がひざ上何センチかまでおりてなければなかった時代もあります。正確な年代と場所は不明です。
何らかの水着が理由で逮捕されてしまった女性たち、これも場所と時代が不明です。けれどもそんな時代もありました。
そんな過酷な時代を経て、いいよ1930年代に突入しますが、このお話は次回まで楽しみにしててくださいね。
参考文献およびURL:
Купальники в СССР и на Западе - сравните сами
Наглядные иллюстрации того, как эволюционировали купальники в СССР, США и Европе и немного о том, как наши девушки старались не уступать западным в пляжной моде...
http://modagid.ru/articles/7096
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