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ロシアファッションヒストリー107 ウドムルトの民族衣装3

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ロシアファッションブログです。前回お約束したように、今回はロシアのウドムルト共和国の女性のコスチュームを、南北に分けて紹介いたしましょう。もともと寒い地域ですが、より寒い北部と、より暖かい南部のコスチュームの差が、想像通りの色彩の差になっていたり、その比較は楽しいものでした。

ではご覧ください。

 

北部ウドムルト女性のコスチューム

出典:http://www.iz-article.ru/odejda_1.html

織ベルト
出典:https://www.livemaster.ru/item/16089719-russkij-stil-poyas-tkanyj

出典:https://www.pinterest.es/pin/417638565423016353/

刺繍が施された胸当てカバチは、日常着や儀式のための、特別の装飾とも考えることができます。その用途により、刺繍の特徴と豊かさを決定しました。祭礼用のカバチは、8つの尖った星(トレズ)で飾られてることが必須でした。

原則として、服は白いリネンのリネン生地から縫い付けられ、赤い糸で刺繍されました。

南部のウドムル人女性の国民服は、多彩な生地で作られていました。白い服は結婚式にのみ使用されました。ドレスの底には美しいワイドフリルが縫い付けられています。

南ウドムルトにおいては、最初の妊娠中、Udmurtの女性は赤い格子縞のドレスを着ていました。

人々は、格子の数が多ければ多いほど、将来の母親はより多くの子供を持つだろうと言われていました。

妊娠すると、ユニークな模様のお守りもエプロンに刺繍されました。

この衣装はかなり広々としたカットで、非常に長い間、周りの人々は女性が妊娠中と気が付かない仕様になっていたようです。

いかがでしたでしょうか。ウドムルト共和国の民族衣装、そして南北の相違、楽しんでいただけたでしょうか。

次回は、こうした伝統を維持しながらも、現代の人にもウドムルト的なファッションを楽しんでもらおうとする、地元のデザイナーを紹介したいと思います。

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